一般的な昇進スピード
さて、一般的な出世スピードとキャリアパスとはどのようなものなのでしょうか。
新入社員の皆さんにとって身近なポストといったら主任、係長、課長、部長などではないでしょうか?
「どれくらい働けばそのポストになれるの?」
と聞かれたことがあります。
実際僕は係長という立場にいるわけですが、「その期間働いたから」その立場にいるわけではありません。綺麗事みたいですが、僕は別に出世を目的として仕事をしていたわけではなく、「自分の仕事をこなしていたらこのポストに就いた」だけです。
このことについては別途お話したいと思います。
係長に昇進する年齢
読み漁った新聞、文庫、ネットの情報から平均値を調べてみたところ、一般的な係長に昇進する年齢は29~33歳(小数点切り捨て)。
勤続10年前後というところですね。
野原ひろしとフグ田マスオに学べ
世間一般的に係長ってどういうイメージがあるのでしょうか?
僕が係長という役職を知ったのは、子供の頃に観た「クレヨンしんちゃん」からでした。
- 父ちゃんこと野原ひろし 35歳
双葉商事営業二課の係長。以下、興味のある方はこちら→Wiki情報
個人的に漫画やアニメの中で1,2位を争う理想の父親ですね。
みさえさんという素敵な奥さん、しんちゃんひまわりという可愛いお子さん達、そしてお利口なシロという犬。32年ローンのマイホーム持ち。
羨ましい限りですね。
僕も将来野原家のような家庭を築きたいものです。
- フグ田マスオ 32歳(※原作)
海山商事営業課の係長。以下、興味のある方はこちら→Wiki情報
こちらも良いお父さんですよね。
係長と知ったのは検索してからでしたけど…
と、架空の人物を2人ご紹介しました。
何故この2人かというと、架空の人物なのですが家計や生活がとてもリアルに描写されているからです。
特にひろしの方は時代設定が現代に近く、親近感を抱きます。
一つのモデルケースとして参考にしてみてはいかがでしょうか。
課長に昇進する年齢
話は戻りますが、課長さんの平均年齢はどうでしょうか。情報源は同じですが、大体40~49歳だそうです。
うちの課長さんも40代前半の方です。
大体勤続20年くらいでしょうか。課長さんポストを目指している方々は目標値にしてみてはいかがでしょう。
何歳までに昇進すれば良い?
ここまで一般的な昇進スピードを紹介させてもらいましたが、冒頭で述べたように
「30代だから係長になれる」、「40代だから課長になれる」訳ではなく、
また「30代だから係長になっていないと」など心配する必要はありません。
まず第一に、年齢だけで役職に就けるほどこの世の中甘くないのはご存知の通りだと思います。
確かに年功序列で昇進している人もいるかもしれません。ピンからキリですが、少なくとも役職を得ている人は何かしらのメリットを会社にもたらしているはずです。
実際僕も若手で尖っていた時期に、当時の上司にたいして
「なんでこんな無能な人が上司の立場にいるんだ」
と思っていた時期がありましたが、今になってその方の仕事の進め方が効率的で長期的ビジョンがあったのだと気付かされました。
現在その方は部長職に就いていますが、彼の仕事がきちんと評価された当たり前の結果だと思います。
昇進スピードはあくまでも目安
僕の会社のキャリアは大きく分けて2つのキャリアパスがあります。
課長、部長などマネジメント方向と、専門職のスペシャリストに進むキャリアパスがあり、同じフロアの中でも4,50代で役職に就いていない方々も多くいらっしゃいます。
上記で述べたように、昇進スピードはあくまでも一般的なものです。焦ることは決してありません。まずは与えられた仕事をキチンとこなすことが重要です。
皆さんそれぞれご自身の目標やキャリアプランがあると思います。
どのキャリアパスが良いかなんて他人が判断することではありませんし、管理職は繊細な人間にとって苦しくて、日々胃痛と頭痛との戦いです…
苦しい反面、仕事の内容と活躍の場が広がったので楽しいことも多々あります。
僕はもともとデザイナーなので、デザインの仕事が減ることは寂しいですが、個人で作品作りもできますし、日々勉強の毎日で自分なりに堪能しています。
どのようなキャリアパスであれ、何かを目標にすることで、仕事にやりがいをもてるといいですね!